幸運招く家相術
成田山の家相
家相には採光や家の形、間取りのほかにも、たくさんの開運に影響する要素があります。
仙台成田山ではみなさまの開運のため家相鑑定をおこなっています。
開運、強運を招くための家相の手法
家相とは多くの運勢開運法の中でも、自らの意志で積極的に開運できる占いであるといえるでしょう。家の方角、形状、間取りは、私たちの日常生活に密接な関係があり、その吉凶作用がもっとも大きくあらわれるといっても過言ではありません。
また、家相は現在が不運であっても改築などによって良運に好転させることができる、すばらしい特色がある開運法です。憩いの場である家庭の平和が約束されてこそ、仕事の発展や成功があるのです。そのためにも家相鑑定を受けられることをおすすめします。
家相の要素
家相というと、よく北東方の鬼門や水まわりの位置がとりあげられますが、家相はそればかりを研究しているわけではありません。
まず第一に大切なのは、通風・採光・保温・防犯・安全性などの諸問題、つぎに土地と家の関係・外回り、そして家の形状や間取りの配置等になります。また、物件に引っ越すにあたり方位にも注意も払います。
加えて「いかに便利に暮らせるか」ということも考慮してこそ、道が開け運気が向上し、幸福な人生への一歩を踏み出す助けとなれるのです。
家相入門
家相の鑑定では「家の中心」「家の欠けと張り」「家の間取り」が基本的鑑定対象要素となりますが、そのほかにも家相要素がたくさんあります。理解しやすいようにまとめていますので、開運のためにお役立てください。
居間(リビング)
家族が集まる場所、居間は明るく居心地の良いスペースでなければいけません。家相においてリビングは家の中心部が一番良く、さらに動線の起点になるのが吉相であるとされています。
現代ではもっぱらリビングといわれる居間は、家族全員が集まり、くつろぐ部屋として使われています。一家の家庭円満の秘訣は、このリビングが快適かつ、和気藹々とした雰囲気にできるかどうかに秘められています。
この大切な場所であるリビングを吉相にし、世に波風がたとうとも家族で手を取り合い、お互いを交互に尊重し、家族が仲むつましく暮らせるように、間取りを整えてください。
リビングの家相
昔は居間というと、一家の主人の居る部屋というふうに考えられていました。しかし、現代では家族が集まる共有スペースとしての意味をさし、リビングは家族の絆を強める場所となりました。したがってその目的も多種多様にわたり、その果たす役割は非常に多く、家相の上でリビングの重要性は三備(お風呂・トイレ・キッチン)についで大きいのです。
リビングは、その家相位置も家の中心部が良く、台所への注意、玄関への来訪、子供部屋への監督など、家の中の動線起点になるのが家相の上では吉相となります。
昔よりは共働きの家庭や夫の家事への参加も増えてきましたが、それでもリビングは主に家庭を守る妻の滞在時間が長くなりがちです。こうしたことからリビングを吉相に整えた場合は、いつも主婦がにこやかで健やかに一家を下支えしてくれ、家族の運勢を向上発展させることができるのです。
リビングの間取り
広さは家族やその他の要素によって異なってきますが、居間と食堂を兼ねたLD(リビングダイニング)で洋式の場合は、食卓を別に設ける際は快適に過ごすためのリビングの広さは、最低10畳程度必要で、和式のリビングの場合は、4畳半程度の広さが必要となります。食器棚等の背の高いものは、突っ張り棒を使い棚上部と天井を支えるか、棚と横壁にL字フックを使いネジでとめるかして、地震の際に倒れてこないよう固定します。
また、大型家具をなるべく壁に押し付けることで得られる利点としては、真ん中の空間が空くので広く使える、風通しと日当たりがよくなる、掃除が楽、圧迫感が少ない、という点があげられます。
ほか、家の中に仏壇を設ける場合は、現代の家相ではここリビングに安置することをすすめています。目のつく範囲にないと、どうしても気持ちが離れてしまいお供えやお参り等が疎かになりがちだからです。詳しくはこのページ内の「神棚と仏壇」の項をご覧ください。
リビングは掃除道具のみならず、家族全員が集まるスペースなので自然と物も集まりやすい部屋です。坪数的に押入れに1畳程度もさく余裕がないとしても、半畳だけでもよいので押入れは必ず設けましょう。
また、押入れを設ける際は、日差しや通風の関係で、西か北に設けるのが吉とみます。
居間の天井や壁の色調は淡色の落ちついたものをとり、照明も半間接照明が理想的です。直接照明は仕事(読書・執筆など)には最適ですが、神経にさわりやすく昼の疲れがとり難く、憩いの場としてのリビングにはあまり適しません。
ただ、リビング兼ダイニングの場合で、仕事を持ち帰ったりや幼い子供の勉強をみる際は直接照明が良いので、食卓の照明を直接照明に、ソファセットは半間接照明にして、一つの空間でも照明の種類を工夫すると良いでしょう。
リビングの窓
窓を設けて室内を明るくすることは、とても大切です。また、換気のためにも風の通り抜けを考えて窓は2つ以上(または窓が設置してある部屋への扉が1つ以上)設置しましょう。ほかにも南側にはベランダ、テラスなどを設け、屋外生活をとりいれて楽しむのも良いでしょう。
ただし、家相の上では窓というのは薄い欠けの要素でもありますので、窓は明かり取りと換気のためのものと心得て、必要以外は閉め切り、開けっ放しにしないように気をつけてください。
また、人の滞在時間が長いリビングで北・北東・北西方に窓を設ける場合は、窓部材における寒さ対策が必須です。寒さは人体においても悪影響を体に及ぼしますし、家相においても水気を呼ぶため、可能な限り避けた方が良いとされています。
窓の断熱性は「内窓あり(ペアガラス)>内窓あり(一枚ガラス)>内窓なし(ペアガラス)>内窓なし(一枚ガラス)」の順で、ガラスを支えるサッシ枠は金属製よりも樹脂製の方がより効率が高くなります。複層ガラスや内窓を設けることは価格は割高になるものの、断熱性をあげて省エネ対策にもなる他、外から入ってくる騒音を和らげる防音効果もありますので、お家を建てる際やリフォームの際は検討してください。
ダイニング
ここでは間取り・スタイル・設ける位置に分けて、家相におけるダイニングの良し悪しを紹介しています。すばらしい家庭作りにぜひ活用してみてください。
ダイニングとは食事をするスペースです。リビングとダイニングの違いは「食卓があるのがダイニング」、「ソファセットが置いてあるのがリビング」として区別されているようですが、使い方は家族によって様々なため明確な違いというものはありません。
ここではダイニングを間取り・スタイル・設ける位置に分けて家相におけるダイニングについての吉凶を説明していきます。
ダイニングの間取り
まずダイニングの間取りを考える際には、ダイニングを他の間取りとの兼ね合いのため、台所に隣接か近接した部屋に独立して設けるか、もしくはリビングと使い方が似ているためリビング兼ダイニングとして使用するか、といったことを想定しながらみていく必要があります。- 独立したダイニングの場合
リビングとは別に独立したダイニング空間を設けようと考えているのであれば、住宅の総坪数はそれなりに多くないと、快適なダイニング空間を作るのはなかなか難しいといえます。
というのも、ダイニングテーブルをゆとりを持って配置するためには、椅子に腰掛けることを考えるとテーブルから座席分の70cm程度のスペースが必要になり、さらに人が座った椅子の後ろを通ろうとするならば、最低でも机からのスペースは1m以上はほしいところなのです。
そこから考えると、机の左右両方を使うタイプの4人がけのダイニングテーブルの場合、ゆとりをもってレイアウトするためには約9畳程度のスペースが必要になってくると考えておかねばなりません。
こういったスペースをとることが難しい場合は、一般住宅ではあまり見かけませんが対面キッチンのカウンタータイプの座席か、リビングとダイニング兼用をおすすめします。 - リビングとダイニング兼用の場合
一方、それに比べて多くのスペースを必要としないため、特にマンション暮らしで人気なリビング兼ダイニングですが、これにも良し悪しがあります。
それは、ダイニングがリビングと兼用の場合は家に応接室を設けていないと、お客さまを家に招いた際に食べ物の匂いが部屋に充満するリビングに通すことになってしまうので、改まった席ではリビングを使用するのは適切とはいえず、他の部屋に通すのが難しい場合は十分な換気等が必要ということです。このためある程度、来客が見込まれるようならば、ダイニングはリビングから独立させた方が使い勝手は良いでしょう。
和式と洋式のダイニング
家相は昔ながらの開運方法であり、同時に防火や衛生、安全性を喜ぶ術の一つです。ここからいくと衛生・清潔・健康の上からみて良好な洋式の方が、ダイニングに関しては優れていると家相はみます。これは和風だと趣があり、とても素敵ではありますが、畳の隙間にホコリや食べ物のカスが詰まりやすく、ダイニングは食事をとるスペースであると考えると、洋式に比べ床から近い位置で食事をとると和式は、衛生的にはあまり良いとはいえないがためのことです。また、他にも年をとった際に和式だと正座をするのが難しくなる、といった理由もあげられます。
しかし、床が汚れる関係上、洋式ダイニングはホコリやゴミが吸着しないフローリングが最も良いのですが、時間がなく頻繁にお掃除ができないようであれば、フローリングはホコリがたまっても吸着してくれる素材がないため、結果として和式より衛生的に良いとはいえなくなってしまう場合がでてきます。
ダイニングは家相上、家族に日々の活力を与えてくれる大切な場所です。家を建てる際の家庭事情のほかにも、年をとったときに、どのように使うのかを頭に入れてダイニングの間取りを考えてみてください。
ダイニングの家相
家相においてダイニングを設ける位置は東方位が一番良く、東方のダイニングは、朝日が入り新鮮な空気も入るため健康的で一家が明朗になり、よりいっそうの活躍を呼び込む作用があります。また、その他の方位については次のような象意作用がでます。
書斎
近年、書斎を設ける家はなかなか少なくなりましたが、書斎部屋に関する、書斎向きの様式と環境条件について公開します。
書斎を設けるお家はなかなか少なくなりましたが、一家の大黒柱なら誰でも書斎部屋を持つのは憧れでしょう。
職業柄や個性によって雰囲気も変わりますが、なんといっても書斎は落ちついて静粛なことが第一の条件です。
ここでは、そんな書斎について間取りと、各方位の象意に分けてお伝えしたいと思います。
書斎の間取り
書斎は勉強・仕事・趣味・癒し等々、理由は様々ではありますが、何かに打ち込むことを良しとする性質を持った部屋です。したがって書斎を設けるにあたって、玄関やキッチン等の日常の音が聞こえない配置になっている間取りがよく、更にできれば精神を安んじる意味でも客室や応接室からも離れているのが理想的です。
- 洋式の書斎
小さな椅子は身体に疲労を感じるため、おすすめできません。机や椅子等の家具は大きくゆったりしたものが吉となります。
加えて、頭を休ませ、心身ともにリラックス出来る空間にするためにも、ソファーなどを設置すれば、より理想的な良い書斎空間となります。
書斎の窓は、集中力を向上させる上でも、あまり外の音や明かりが入り過ぎない程度の大きさのものが良いでしょう。
また、ぬかりなく自然光が入り込みすぎる場合を想定して、窓際にシースルーのカーテンやブラインドを設置するのも大切なことです。 - 和式の書斎
疲れたときに、椅子をワキにどけゴロンと畳の上に横になれる八畳程度の広さの書斎だと吉となります。
窓に関しては、洋式同様にあまり外の音や明かりが入り過ぎない程度の大きさのものが良いでしょう。
また、和式の書斎なら、光彩の調節はカーテンなどではなく、障子戸にしましょう。
障子戸の和紙を通して窓から入ってくる自然光は、柔らかで神経に障らず非常によいものです。ガラス窓と異なり、暖房もよくきき、目に映る感覚はガラス窓などの比ではありませんので、和風や和モダンな部屋であれば障子戸をおすすめします。
書斎の家相
家相上、書斎に適している方位は北東と北方です。これは他の間取りとの兼ね合いと、窓から入り込む光による時間の経過がわかりにくく集中を妨げないため、この方位が適しているとみています。 ・各方位の象意書斎を使用する際は滞在時間を決めて、時間になったら音がなるアラーム等をかけたりして、メリハリをつけて部屋を使いましょう。
応接室
来客の応対に使う家相からみた応接室の吉凶と、老年期の想定について、このページで説明しています。
応接室は使用範囲が非常に広く、接客や面接など使い勝手が良いものですが、同時に防犯上の問題や、家人のプライバシーを損ないかねない要素でもあります。
このため応接室はなるべく玄関近くに設けるのがよく、またお客さんが手洗いを使うことも考えると、トイレに関しても応接室から近いほうが良いとみます。
ここでは家相からみた応接室・防犯とプライバシー保護のための注意点・老後の寝室についてお伝えします。
応接室の家相
応接室は家の宅心以外にあれば、どこの方位にあっても、家人に大きな影響を与えない部屋です。このため東や南東等の使い勝手の良い方位は、家相が重要視しているトイレ・お風呂・リビング等の日常的に使う間取りに譲り、応接室は残りがちの鬼門や裏鬼門などの使いにくい北東や南西方にまわすのが良いでしょう。なお、応接室を北東や南西に設けた場合は、来客専用出入り口の設置は、玄関と同じく凶相となりますので作るのはおすすめできません。
防犯とプライバシー保護
応接室は親しい友人から仕事の取引先までと、様々な人間関係の人と接する部屋です。友人はともかく、取引先の人ともなれば、顔見知り程度で人となりを掴めない事もしばしばあります。全てを疑うわけではありませんが、こういった対人関係であればあるほど、プライベートスペースであるリビング等からは出来るだけ遠ざけたいものです。
こうしたことから応接室に関しては、なるべく玄関近くに設けるのが防犯やプライバシー保護の観点からみて家相上、吉とみます。
また、来客中にお客さんから帰り際などに「お手洗いを貸してください」と、頼まれることがあるかと思います。こういった際に備え応接室を設ける時は、トイレの位置も気を配るとなお良いでしょう。
特に理想の応接室の間取りは「玄関から応接室」、「応接室から手洗いまで」が廊下でつながれ、他の部屋を経由しないという配置になりますので、この点を注意深くみて間取りを決めたいところです。
老年期の寝室
住宅を終の棲家として求める場合は、今だけではなく先々の老後の寝室についても目を向ける必要があります。寝室を1階にとっている場合はよいのですが、2階にとっていた場合は年をとるとどうも体の自由がきかなくなり、ヒザや腰が痛んだり、足運びが覚束ず階段をのぼるのも一苦労、といった事態が出てきがちです。この点、家の間取りとしては応接室は多くの場合1階に設けることが多いのですが、老後を思うと、通常は空き部屋として使用しある程度の広さがある、この応接室が1階にあるのが大変都合がよいのです。一生住み続ける家であれば、ぜひ老年期には応接室を活用したいところです。
そのためにも応接室はバリアフリー仕様のものがよく、扉は引き戸にするだとか、手すりをつけることを想定して部屋の出入り口・トイレ・リビングまでの壁の中に手すりを打てるような板をあらかじめ仕込んでおく等、家を建てる時点から先を見通して考えておくと、なお良いかと思います。
さらに人ひとりが寝室として使うのであれば、洋服ダンスやクローゼットがあると使い勝手がぐっとよくなるので、将来を見越してこういった収納スペースも確保することを検討してみましょう。
子供部屋
子供部屋も洋服や靴と同じように、子供の成長に合わせて変える必要があります。知っておきたい子供部屋の家相です。
一戸建て住宅の購入を検討する理由としては、今住んでいるところが手狭であるがためという点をあげられる人が最も多いのですが、それ以外にも子供の健やかな成長を促し、自立心を育みたいがため部屋の管理を子供に任せる子供部屋を設けたいと考えてる親御さんも少なくないようです。
人は家で過ごす時間が長ければ長いほど、家相作用を受けやすくなります。中学や高校ともなれば塾やクラブ等で夜遅くまで外出している子も多くなりましたが、未就学時や小学生等の小さい子は家に滞在している時間は依然長いため、子供の成長に合わせ健やかな良い影響を与えられるように、可能であるならば子供部屋も吉相に整えたいものです。
ここでは家相による子供部屋を設ける際の適した方位と、子供の年齢別からみた吉凶をお伝えします。
子供部屋の家相
子供部屋を設けるのに適した方位は、家相の上では東と南東方の部屋が最適であるとされています。しかし、この方位に子供部屋を設けただけでは即吉相とはなりません。特に子供のうちは、大人に比べると味覚や触覚のほか、色の影響も強く受けます。
このため、こと子供部屋に関しては、使用する子供の気質や年齢を考慮し、インテリアや壁紙などの配色にまで気を配り、これを整えることでようやく吉相となるのです。
ほか、各方位による吉凶作用は次のとおりになります。 ・各方位の象意
年齢別による子供部屋
子供部屋の使用目的は大きく、学びのための「勉強部屋」、遊興のための「室内遊び部屋」、子供たちの寝床としての「寝室」の3つに分けられます。それぞれ、可能であれば使用用途によって部屋を分けたいところなのですが、しかし、現実的には部屋数は限られているため、日本では勉強部屋も室内遊び部屋も寝室も、全て兼用というお家が大半です。
このように分けることが難しい場合は、習慣とメリハリを意識して部屋を使用するように小さいころから根気よく指導する必要があります。
- 赤ちゃん~小学校低学年(9歳以下)
子供部屋は「寝室」として使用させ、勉強や遊びは、常に親の目が届くリビング等で子供を監督しながら行わせます。
子供部屋は寝室として使っているわけですから、インテリアや壁紙などの配色には黄色や赤色などの明るい色をさけ、精神と体を休ませる青色や薄緑色等の落ち着いた部屋に整えると良いでしょう。
この時期に、毎日、日常的に「この動作の後に勉強する」という習慣がつくと、高学年以降に訪れる受験勉強の際に、押さえつけなくとも自然と勉強に向き合えるようになります。
遊ぶ時間・学ぶ時間・眠る時間をハッキリと区別し、メリハリをつけるのを親だけではなく、親子ともに意識しましょう。 - 小学校高学年~中学生(15歳以下)
この時期の部屋の使い方は「寝室」と「勉強部屋」です。部屋の雰囲気は、子供の月命が「一白・三碧・五黄・六白・八白」の陽性の場合は寒色などの落ち着いた色合いにし、「二黒・四緑・七赤・九紫」の陰性の場合は明るい色合いのレイアウトに整え、陰陽のバランスを整えます。
まだまだ目が離せない年齢ですが、この頃から自立心を高めるため、自分の部屋の掃除等、身の回りのことは少しずつ本人に任せ、一部屋の主であるという自覚を親も子も共通して持ちましょう。
また思春期になると、部屋の壁に写真やポスターを貼りたがりますが、掲示物からの視線を感じ精神が落着かない状態になるので、これはあまり好ましいことではありません。
しかし、友人を自室に招いたりする等、家族以外の他人の目があれば、いずれ子供自ら取り外すようになりますので、これらを無断で取り上げたり、無理やり取り外させたりするのは、自尊心を著しく損なわせますで止めましょう。 - 高校生(18歳未満)
未成年なので親の監督はある程度は必要ですが、危うい事に関わりそうになったら必ず相談するようにだけはキッチリと伝え、基本的には干渉を抑えながら見守ります。
この時期になると、いよいよ大学受験への足がかりとして勉強に本腰を入れ始めなければいけません。特に家相上、勉学に向いているのは北の方位です。うかうかしていたり、勉学に身が入らず落ち着きが感じられないようでしたら、北の方位を使うことをおすすめします。
寝室
人の一生において、寝室ほど長時間過ごす場所はありません。その大事な寝室の吉凶と、ベッドや枕等の寝室のレイアウトについて簡単に紹介しています。
家相の上では寝室は、個人個人の運勢が発生・発達・衰退する大切な場所とされています。
ここではその寝室について、どのようにすれば清潔で快適に使うことができ、かつ運勢がよくなるのかを紹介していますので、家づくりに際してはこのページをご参考くだされば幸いです。
寝室の和式と洋式
寝室として利用するのに和室と洋室とには、どちらにもそれぞれ違った良さがあり選択に迷うところです。和室にした場合は青畳の上に大の字になって昼寝する気分は、日本人ならではの古式ゆかしい安らぎの時間です。
しかし、和室の欠点は床に近い低い位置で就寝する点にあります。床に近い位置はホコリを体に取り込みやすいため、衛生面を考えて常に掃除を心がける必要があります。また、畳の隙間にホコリが入り込みやすいという点にも同時にあげられます。
洋室の寝室の利点は、フローリングの床は掃除がしやすくホコリや塵をまるっと排除しやすいことです。ただ、掃除がしやすいということは、イコール清掃をまめにしないとホコリが舞い上がりやすいということでもあります。
これを避けるのには、フローリングの床にラグマットや絨毯をひくと、暖かくホコリも舞い上がりにくくなります。ただ、これは和室と同じで、繊維の間にホコリが入り込みやすくなりますので、注意が必要です。
ある程度の広さが確保できるのであれば、寝室の隣に三畳ぐらいの小室を設け、はめ込み式のタンス、鏡台や姿見などをおき、着替えや化粧室として利用しやすいように、寝室と分けて設けたいところです。
寝室の家相
寝室は人生において最も長時間使用する一つの部屋です。家相においては、そこに寝起きしている人の運命全体だけにとどまらず、夫婦運、家運の盛衰にまでに変化をおよぼすものであるため、重要な作用をきたす場所であるといえるでしょう。
・各方位の象意
寝室のレイアウト
家相は開運のみならず、いかに快適・安全・清潔に過ごせるかを重視する占術ツールです。ここでは、寝室内の色合いやベッド等、考慮すべき点や疑問点についてお伝えします。
- 寝室内の配色
精神と体を休ませる部屋が寝室ですので、インテリアや壁紙などの配色には青色・薄緑色等の落ち着いた色で部屋を整え、黄色や赤色などの明るい色の多用は避けましょう。 - ベッドの位置
動物の急所は様々ありますが、その中でも頭は何かあれば人間であっても咄嗟に庇う、一番の急所です。また、生き物は食事・排泄・睡眠時にスキができやすく、野生では常に用心が必要な時間です。
寝室の扉は、廊下や別な部屋につながっているため、扉近くにベッドがあると目にはみえなくとも気配を感じ、神経が落ち着きません。
生存戦略に基づく野生の心理は、人間であっても、また半分眠っていても完全に無くなる訳ではないので、ベッドの設置場所は扉から遠ければ遠いほど吉とみます。 - 北枕について
枕は、昔から「頭寒足熱」といわれるように北枕で寝るのが最も健康的とされています。また同様に家相の上でも寝室の方位にかかわらず、枕は北側に置くのが吉とされています。
ただ、北枕というとお釈迦様入滅のおり北枕で亡くなられたため、北枕はよくないのではないか?と心配される方もいるのはないかと思いますが、これは具合が悪くなったお釈迦様が川のほとりで横たわった際に、太陽の光が川面に反射して顔にあたり、ゆるりと休めないため改めて頭を北に向けられて休まれたのであって「北枕=悪い方位」というわけではありません。 - 寝具
湿気っているということは、それだけで雑菌が繁殖しやすく健康にはよくありません。ベッドであっても敷き布団であっても、家相において寝具が乾燥していることは吉とされています。天日干しやコインランドリーを使用するなどして、定期的な日光消毒や加熱乾燥を行うと良いでしょう。 - 寝室の窓
寝室には、明り取りと換気のために別々な方角に窓を2つ以上設けるのが良いとされています。
しかし、間取りのレイアウトによっては1つが限界、といったお部屋もあるかと思います。その場合は、部屋から出てすぐの廊下に窓を1つ設けることによって通風が改善されますので、寝室部屋に2つ設けるのが難しい場合はこのように工夫をし、換気を行います。
窓は家相において、薄い欠け要素であります。窓ガラスを開け放つのは換気を目的とした短い時間のみとし、それ以外の時はガラスは閉じておきます。
玄関
来客や家人の出入りが行われる玄関は運勢の良し悪しに深くかかわりがあります。家相上玄関はどのように作ると吉相になるのか、また玄関設ける際に注意したいポーチに関してもふれています。
昔から「玄関は家の顔」という考え方があります。
外と中を繋ぐ大事な場所である玄関を昔の人たちは大事にしてきました。なぜ玄関を大事にするかといえば、だいたいその家の玄関をみれば何を大事にしているか、どんな家族構成かがみえてくるためです。
たとえば、玄関を入ってすぐの石畳に子供用の手押し車があれば、この家は3,4歳ぐらいの子がいるのだろうと予想できますし、大きな下駄箱があるのにも関わらずたくさんの靴がタタキに出ていれば、家族の人数が多いか、または、少しだらしがない家なのだろうかととることができます。
また、玄関を入ってすぐの廊下に花が生けられた投げ入れの花瓶があれば、少しカチっとしたお客さんを迎えることが多く、気遣いを怠らない家なのだろうとみることができ、玄関にはその家に住む家族の傾向性が顕著に出てくるのです。
玄関という言葉の由来
禅宗の開祖といわれる栄西(えいさい)という僧が、建仁寺建立の際にそのお寺の門を「僧坊への玄妙なる関門」として玄関と名付けたところから、今日の玄関という言葉ができたと伝えられています。このような精神的に重要な空間であるという意味合いは一般住宅では薄いのですが、外と内とを繋ぐ気の出入口としての重要な役割については、お寺の玄関であろうとお家の玄関であろうと何ら変わりはありません。
では、次に家相からみた良い玄関とはどのようなものでしょうか?それは玄関が、その周囲との関係と配置場所、また形や大きさのバランスが調和しているものこそが家相において吉相であるとされ、幸運な人生の土台となるものであると考えられています。
玄関と周囲の関係
玄関は、そこに住む家族の傾向性が最も反映される場所であり、家の顔として重要な役割を担うスペースです。玄関が家相上、吉相に構えられるかどうかは、まずは玄関と敷地及び道路が調和しているかをみていきます。この調和とは何かといえば、利便性・安全性・プライバシーに問題がないか、ということです。
- 利便性
道路が玄関と正反対にあり、家のフチにそうようにグルっと回り込まないと道路に出ることができないといった玄関は、それ以外がいくら吉相の構えだとしても利便性を著しく損なうため、このような配置は避けます。
また、このような玄関の設け方は、人の目がある道路から影になっているため、押し込み強盗や空き巣等に狙われやすく、防犯上よくありません。 - 安全性
ポーチの大きさは玄関扉の種類によって、安全性を考えて設ける必要があります。
ポーチに1畳程度の広さを想定している場合、横スライド式の引き戸の場合はその大きさで問題ないのですが、玄関内側から外に向かって戸を押し出す開き戸を予定している場合はこれでは足りません。なぜなら開き戸の場合ポーチの広さに余裕がなければ、勢いよく扉を開けると外の人にぶつかったり、扉との接触を避けるために一度ポーチから降りないといけないくなる等の問題が出てきます。このためポーチの広さは開き戸の際は、1.5畳から2畳程度以上の大きさが望ましいとされています。 - プライバシー
門と玄関扉の配置が一直線上にあると、門の外から扉を開けた際に家の中が丸見えになってしまい、プライバシーと防犯上よくありません。このため、玄関扉と門は直角に曲がるように設置するのが最も良い構えとなります。
玄関の配置場所
家相は、過度な湿気と乾燥、臭気が家に充満するのを嫌い、保気を大事にします。空気の出入りあるところ、温度差が生じて湿気が発生するもとになりますし、気を閉じ込め開運のための力を蓄える術である家相の点からいっても、換気以外での空気の出入りはできるだけ少ない方が良いのです。
さて、保気とは「気の流入と流出がないこと」なので、この点からいくとリビングや寝室に比べてあきらかに空気の出入りが激しい玄関は、それ自体がいわゆる凶相にあたります。
玄関は、人が出入りするために必要な戸ではありますが、家相上、凶相であることにかわりはないため、最低限、家族が生まれながらもっている気の定位盤上等に、玄関の戸がくることを避けて配置するのが望ましいのです。
ほか、玄関の近くにトイレがあると家相的には好ましくないのですが、家に来客用の応接室があるのならば、来客がトイレを使用する際などを想定して、プライバシーと防犯上「応接室←玄関→ トイレ」と、できるだけ別な部屋を経由せず、家の中を通らないような間取りが望ましいため、応接室の有無や来客の頻度が高い家出あれば玄関横にトイレを設置するのも家相的には一考に価します。
玄関の形や大きさ
「玄関は家の顔だ」というのは確かですが、家相の上で吉相かつ美しく整えるにはいくつか注意が必要です。- 玄関の大きさ
まず第1に玄関は、総建坪に調和した坪数で造りましょう。適当な大きさは、具体的にいえば建坪に対して3パーセント位が丁度よいとみます。
なお、人をよく招く家では、とかく対面的な面に重点をおいて家をつくる人が多いようですが、これは間違いのもとです。
玄関の扉をあけてすぐに、趣ある屏風や投げ入れの花等が飾ってあれば、風流で趣がありますが、そのために玄関の面積をとってしまうと他の部分が小さくなってしまうようでしたら、それは吉相の玄関だとはいえません。
家はお客様のために建てるものではなく、自分が安らぎや活力を得るために建てて住むものなので、招くことを前提にして普段使いが悪いものや、玄関に多くのスペースをとるような建て方はしてはいけないのです。
「玄関は自分が一番多く出入りするもの」という考えを決して忘ないようにしてください。 - 玄関の形
家相には気の共有がなされている建屋のうち、外壁の一辺あたりの大きさが三分の一未満の出っ張りをその方位の適度な気を受けることから吉相とし張りと呼び、逆にそれ以上大きな出っ張りの場合は欠けとし、凶相とみる考え方があります。これをごく単純にとらえると、出っ張っているは吉相、へこんでいるものは凶相です。
玄関でありがちな敷地スペースの活用や費用面で優秀なためポーチを外に出さずに、家の内側の一部をくり貫くようにして設けられる玄関とポーチは、一見、張りも欠けもないようにみえますが、よくよく図面をみると内側へへこんだ形になっており、これは家相からみると欠けこみになってしまい凶相です。
こういった住宅は、特に15坪以内のお家によくみられます。この住宅の場合はポーチを張り出すように作ると頭でっかちになってしまうため、内側へ凹んだ形に作られがちですが、これは家相上欠け込みとなり、その欠け込みがある方位の方災を受けてしまうようになるため、このような作りはおすすめできません。
その他の玄関に関する注意すべきこと
玄関より裏口の勝手口の方が近いし便利だからといって、家の中に入る際に頻繁に勝手口を使用したり、リビング等のガラス扉を玄関がわりに常用したりするのはやめましょう。玄関とその他の出入り口の区別がつくことも大切です。また玄関の趣は、家全体の雰囲気から洋風に整えて楽しむのも、和風にして落ち着きと重厚間をだすのも良いでしょう。しかし、玄関はリビングなどと同じく、家族全員が使用するためイロイロなところから物が集まり雑多になりやすい場所です。このため、よい趣味のものをなるべく数少なく統一をとった意匠でおき、整理整頓を心がけ、玄関はその家の顔であるという考え方はその根本精神だけを生かし、すっきりとした場所に整えるのが吉とみます。
浴室
健康や異性関係に影響をあたえる、方位を中心にした浴室の家相、お風呂場の湿気について、浴室内でのヒートショック現象、バリアフリー等について紹介しています。
お風呂は、日本人のような入浴を日常の習慣とする民族としては、とても重要な設備ではありますがリビングやキッチン、トイレなどの住む上で一日の使用頻度や滞在時間が多い部屋に、良い方角をとられてしまう関係上、なかなか理想の位置にお風呂を設置できない傾向があります。
とはいえ、家相上では特に「お風呂・トイレ・キッチン」は、ともにその吉凶作用が運勢に大きな影響を与えます。他の設備の兼ね合いも勿論ありますが、お風呂場に関してはトイレやキッチン同様、よく考えて設置しなければいけない重大な場所です。
ここでは、方位を中心にしたお風呂の家相、お風呂場の湿気について、浴室内でのヒートショック現象、バリアフリーについて紹介しています。
浴室(風呂)の家相
家相としてはお風呂は、水と火の気を発生させる設備の上、使用上の点からみてもキッチンの流し台・トイレと同じ扱いになります。このため、できることならお風呂はトイレやキッチンと同じで、住宅の外、つまり別棟に設けるのが最良の間取りとなります。
とはいえ現代において、土地の広さの問題もあり、また利便性のため、ワザワザ家相を守って別棟に設けたりするお家はまず見受けません。
では、この「お風呂・トイレ・キッチン」の凶作用とやらは現在はなくなったのか?と問われると依然あるわけで、これが悩ましいところなのです。
凶は凶としても、これを少しでも抑えるためには、いくつかやり方がありますので、次の点に気をつけて間取りを考えてみてください。
- 宅心を避ける
当たり前のことですが、まず家の中心にお風呂をもってきてはいけません。
これは湿気の排出や自然光を取り込む窓を設けることができないということの他に、家の中心は各方位の気を生み出す元となる場所なので、ここに水気を帯びた不浄物の風呂をもってきては、下記の八方位の中心にもあたっていますし、本命星や干支にもあたるということになり、家族全員の開運には程遠くなってしまいます。 - 八方位の真中を避ける
次に、風呂場を設けるにあたっては、八方位(東・西・南・北・南東・南西・北西・北東方)の真中、つまり各方位の中心にお風呂を配置するのは良くありません。
もし、仮に中心にお風呂を設けてしまった場合は、次のような凶作用がでてきてしまいますので、できるだけ中心は避けるように注意してください。
北 :この方位の中心にお風呂を設けた場合は、社交性がなくなり家庭の雰囲気が暗くなります。また、家族の異性関係で悩まされる相でもありますので、家庭内の平穏を喜ぶのならば、この北にお風呂をもってくるのはやめましょう。北東:いわゆる鬼門の方角。家屋全体を冷やし家中に湿気を充満させることになり家相上、凶相となります。跡継ぎ(長男・長女)が途絶える暗示がありますので、ここにお風呂をもってくるのはいけません。東 :ここの中心にお風呂場をもってきた場合は、特に長男に問題がおこりがちです。姉妹だけであっても、発展性乏しくトラブル続きとなります。東南:食道や腸疾患などを家族が患いやすく、なかでも女性の健康を害しがちになります。また近所・会社・趣味のサークル等の集まりで、トラブルを招きやすくなる相です。南 :外に向けて飾り立ててる事に力を注ぎ家庭内を疎かにするなど、意識が家庭より世間に向かいがちになり、家運がしだいに低迷していきます。心や体の健康を損なわず仕事の安定を図るには、家庭からのバックアップが必須ですので、たとえ商売を行っている家でも、この方位の中心にお風呂を設けるのはいただけません。南西:この方位の中心にお風呂を設けた場合は、そこに住む人全体の健康が慢性疾患に悩まされるようになります。西 :生活が派手になり、収入に見合わない出費が増えます。また、女子がいる家の場合、素行上に問題がおきます。北西:家の主人に凶作用が起こりがちで、目上の引き立てがなくなる凶相です。ひとり稼ぎ頭が倒れると、途端に貧するような家族構成なのであれば、なおのこと、ここの中心にはお風呂はもってきてはいけません。 - 本命星と干支
住んでいる家族の本命(月命)星と干支上に風呂場を設けるのはやめましょう。運勢も悪くなりますし、何より精神や体を壊してしまいます。 - 浴室を張り出しにする
お風呂場を家相でいう張り出しにするのが吉とみます。凶作用は凶作用ででますが、張り出しにすれば吉作用も同時に起こりますので、何もしないよりは良いということです。
張りを作る場合は、縦面と横面の長さをもとの建物のそれぞれ三分の一以下で作りましょう。 - お風呂を設ける方位
東または南東の方位に設けるのが無難とみます。とはいえ、ここに家族の本命(月命)星がかかっている場合はその家族が具合を悪くしますので、次点で良い方位の北西方にお風呂を設けます。
また、気の共有がない完全分離型の二世帯住宅やビルの場合は別ですが、トイレや台所同様にお風呂は基本的に1階に設置するようにしましょう。なぜならば2階等にお風呂がある場合は、1階と2階の宅心からみて、それぞれ凶方位を避けて設置場所を考えなければならず、どこの階からみても無事な方位に持って行くのは至難のわざであるため、階上にお風呂場を設けるのはなるべく避けた方が良いのです。 - 窓を設ける方位
お風呂場の採光については、あまり強い光は適しません。自然光を取り入れたいので、窓は北方か東方に設けると吉とみます。
また、汚れやすい風呂場であることや費用の問題もありますが、サッシ素材を樹脂製のものを選んだり、二重窓にするなどの寒さを防ぐ試みも大切で窓を設ける際は、冬の備えにも気を配りたいところです。
浴室内の湿気
湿気っぽい空気は、通常の空気より軽く、上にたまります。このため、浴室の天井は少し傾斜をつけると、結露して溜まった天井の雫を傾斜が緩い方へと流し落とすことができます。このような一工夫があれば、天井の雫が体へ垂れて気持ちの悪い思いをすることがありませんし、カビ発生の抑制にもなりますので、湿気がこもらぬよう換気には十分に気をつけてください。
ただし、いくら湿気を外に追い出すにしても窓が四六時中、通年として開きっぱなしは防犯上よろしくありませんし、家相の上でも凶です。
また本来、家相では直接、建物と外気は通じないほうがよいのですが、湿気がこもるぐらいならばお風呂内に換気扇を設けるのもひとつの方法です。
ほんの少しの工夫で凶作用を少なくできるのですから、どんなお風呂場にしようかと考える際にはぜひ参考にしてみてください。
なお、お風呂の残り湯は洗濯で使わぬ限り、できるだけ早めに湯抜きし、水気を早々に追い出しお風呂を乾燥させると良いでしょう。
ヒートショックにご用心
入浴中にお風呂場で心肺機能停止になり倒れる人の数は、年間1万人以上。季節別にいえば最も少ない夏の8月に比べると、外気温が低くなる1月は約11倍の数にものぼります。暖かなリビングから、暖房の入っていない廊下・脱衣所・お風呂等々の寒いところへと行くと、私たちの体は冷えた分を血液の循環を早くさせることで温めなおそうとします。この反応は体がよかれと思ってしていることなのですが、加齢や食生活の乱れ等により、血管の弾性が低下していたり、血液の粘性が高いと血管内で一部が体積しはじめたりして、結果、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしてしまいます。
これがいわゆるヒートショック(温度の急変で体がダメージを受けること)といわれる身体への悪影響を及ぼす現象です。
空調設備でもって家まるごと一年を通して、一定の温度に保たれている住宅ならば心配もないのですが、その設備を設ける予定がない場合は、ヒートショックは部屋毎の気温差が10度以上になると起こりやすくなると言われているため冬場の「廊下と脱衣所・脱衣所とお風呂」の温度差に対する備えが必要です。
このような場合は、廊下や脱衣所は石油や電気の暖房機や床暖、お風呂内はサニタリーエアコンが忍び寄る冷えに効果的かと思いますので、これらの暖房器具の設置をおすすめします。
また、特に冬場の温度差が激しいお風呂場は、直接肌が触れるお風呂場の床は保温性のものにするだとか、そもそも熱が逃げていかないように十分な断熱や二重窓を検討し、十全な寒さ対策をするというのも一つの手であります。
お風呂内のバリアフリー
バリアフリーを考慮するということは、安全面はもちろん、将来介護の手が必要になった際に介助者の負担を減らせるという点においても多いに寄与する面があり、終の棲家として住宅を購入しようとするならばお風呂場のバリアフリーにも気を配りたいところです。ここではお風呂内で特に注目したい「扉・床・浴槽」について紹介します。
- 扉
車椅子介護や転倒による怪我を防ぐならば、お風呂場の扉は脱衣所との段差が少なければ少ない方が良いため、段差は完全になくしてしまうか、2cm以下にとどめておくと安全です。このため、お風呂場の扉は「引き戸」もしくは「折り戸」であると良いでしょう。
しかし、床にはもともと水を流れやすくする傾斜がついているとはいえ、段差がないという事は、段差がある押し戸タイプと比べると、お風呂内から脱衣所に向かって漏水しやすい構造であるといえます。
このため漏水を避けるため、引き戸や折り戸の場合は「扉を勢いよく開けない」「レールの排水につながる排水溝の逆止弁やフラップの清掃」等に気をつけて使用する必要があります。 - 床
お風呂の床材は昔ながらのタイルや樹脂製のもの等がありますが、バリアフリーを考えるのにあたって優先したいのは「接触時の暖かさ/水はけの良さ/転倒時の安全性」です。
この点から考えると、タイル製のものは最も適しません。しかし、タイルは防水性に優れており傷にも強いため、ある程度年齢をいってからバリアフリーにお風呂場を改装することを考えているのであれば、経年劣化にも強いタイルがおすすめです。
樹脂製のものは、耐水性と水はけが優れているためバリアフリー向きですが、他の素材と比べると傷が付きやすいがため汚れがやすく、また取れにくいのが特徴です。
次にシート製のものですが、暖かさとクッション性、また防水の面においても優れており、総合的に考えるとバリアフリー面ではシート製のものが最も適しています。しかし、カビが生えやすく手入れが難しい床材となっていますので、使い方や年齢によって使う素材を考える必要があります。 - 浴槽
年をとると足が上がりにくくなったり踏ん張れなくなったりと足腰が弱くなるものですが、しゃがんだり跨いだりする動作をともなう浴槽では、特に深いタイプのものはフチをまたぐだけでも体力を使いますし、力の入れ方がおかしいと転倒のリスクが高くなります。
浴槽のバリアフリーを考えるにおいて、浴槽はこういったしゃがんだり跨いだりする動作をともなうため、跨ぎやすいように30-40cm程度の高さにし、足の運びがおぼつかない場合は、浴槽のフチを広くとることで一度フチに腰掛けてから出入りが出来るようにするなど安全面にも気をつければ使いやすくなります。
トイレ
健康の吉凶は水周りからです。人が生活する上で欠かす事ができないトイレについての家相です。
家相におけるトイレの影響は、非常に大きく重要です。配置した方角によって、健康に害をあたえ運勢的にも凶意をもたらすのは、このトイレの位置です。
トイレの今と昔
トイレのことを昔は「厠(かわや)」と呼んでいました。それというのも、文時代から奈良時代までは特別な場合を除き、簡易の仕切りが作られた川面で用を足していたため「川屋(かわや)」から、トイレをあらわす「厠(かわや)」という言葉が生まれたとされています。次に時代をくだり敷地の中に常設のトイレを作るようになったのは、平安時代です。この時代でも庶民の多くは外で用を足していましたが、特権階級の貴族が部屋の片隅に「樋箱(ひばこ)」という木製のポータブルトイレを常備しだし、さらにその貴族の中でもごく一部の位の高い上流貴族が、汲み取り式のトイレを敷地内に設置していたとされています。
さらに時代をくだり鎌倉時代から江戸時代になってからは、この汲み取り式のトイレが庶民の間にも広く浸透します。この時代には、掘った穴にたまった排泄物を肥料として活用する方法に目が向けられるようになり、江戸時代の長屋等には共同のトイレが設置されました。
さて、汲み取り式から現在の水洗式トイレになったのは明治時代以降のことです。欧米から西洋式の洋式便座、さらには水洗式のトイレが輸入され、日本でも水洗式のトイレが使用できるようになりました。
トイレの家相
家相においてはトイレは家の中から出して別棟をつくり、その中に設置するのが最も理想的な形です。ですがトイレに行く度に一年を通して、わざわざ外を通らなければならなくなってしまうので、寒暖差による「健康被害」や、朝や日中など明るいうちはともかく暗い夜の際などの「安全面」、単純に近くにないと「不便」、「防犯面」が不安である、といった様々な理由で現在では家の中にたいてい作られるようになりました。しかし、現在のスタンダードがトイレは家の中に作るのを良しとしても、家相的には家のどこの方角にあってもよろしくありません。現在は昔と違い、汲み取り式ではなく水洗式で衛生的なため、影響は大分少なくなったとはいえ、家相上トイレが凶相であることには変わりありません。
そのため最低限トイレを設けるのを避けたい場所があります。それは「宅心(外壁に接しない場所)・各方位の中心・住んでいる家族の本命(月命)星と干支」です。
- 宅心を避ける
家相において家の中心(宅心)は、各方位の気を生み出す元となる場所です。そして、家の真ん中で生まれた気は、八つの方位に散り、そこからまたそれぞれの特徴をもった気を発生させます。
このため、ここに臭気と水気の発生場所である不浄物のトイレをもってきては、八方位の中心、家族の本命星や干支にもあたるということになり、家族全員の開運には程遠くなりますし、運勢を良くするどころか体を壊す結果になってしまいます。
さらに家の真ん中にトイレを設けるということは、八方にトイレの臭いが散りやすく、十分な換気も出来にくいという点からみても、ここにトイレを設置しようとするのはまず避けるのが無難であるといえます。 - 各方位の中心
気を生じさせるこの各方位の中心は、宅心に次いで十分に注意を払いたい場所です。下記の本命や月命星、干支は家族によって違いますが、宅心と各方位の中心は誰にとっても凶作用を起こすものなので、ここに設けるのは見送りましょう。 - 住んでいる家族の本命(月命)星と干支
住んでいる家族の本命(月命)星と干支上にトイレを設けると、対応する家族の運勢も悪くなりますし、精神や体に不調がでてきてしまいます。
家相は「乾燥・湿気・臭気」を嫌います。家の中にトイレを設けるのならば、これら3つは最低限避けてください。
トイレの方災
では、このルールを犯した場合は、どのような影響がでてくるのでしょうか?方位によってそれぞれ違いますが、およそ次のとおりになります。・各方位の象意
家の中のトイレで注意すること
家相上トイレは凶相である、という点からいえば、家の中に設置するトイレは少なければ少ない方がより良いのですが、利便性のためやむを得なく作る場合は、できるだけ凶作用を押さえるように家の中にあるトイレをつくり、工夫ながら使用しましょう。その方法として以下が挙げられます。
- 最低限、トイレは家族の本命星がある方角と、各方位の中心線上に置かない。
- トイレ内に換気扇を設置する。
- トイレ使用中と使用後は、換気扇を回して臭気がトイレ内に溜まらない&漏れて家の中に臭いが充満しないようにする。
- 使用後は便座を必ず閉める。
- 綺麗に使いトイレ内を清潔に保つ。
階上のトイレの注意点
最近の住宅は、1階と2階、それぞれにトイレを設置するお家も多くなってきました。 家相の上ではトイレは家の中にないことが一番良いとしていますが、その視点から一歩離れ、今回は2階建て以上の住宅で各階にトイレを設ける際に気をつけたい、間取り上の注意点をお伝えしたいと思います。まず、各階にトイレを設けると次のようなメリットがあります。
- メリット
→ トイレの空き待ち時間がほぼなくなるので安心→ 各階にあるので、わざわざ1階まで降りなくても良い→ 一時的にどちらかのトイレが詰まっても困らない→ 来客中にトイレでお客さんとかち合わない - デメリット
→ 掃除場所が増えて面倒→ 使用頻度が低いと、封水が蒸発して虫や臭いがあがってくる→ 設置することで、その分占有場所や費用が増える→ P.S.の設置場所次第で、音や臭いが問題になるケースがある
上記のように確かに家の中にトイレが複数あるのは利便性が高く、何より不測の事態が起こったとしても慌てることなく余裕をもって対処できるのが良い点ではありますが、問題もまた生じてきます。それは次のようなものです。
特に見落とされがちなのが「P.S.(パイプスペース)」です。P.S.というのは給水と排水を行う管を収めておく場所なのですが、階上にトイレを設ける際は、必ず1階にこのP.S.を設ける必要があり、そのスペースに少なくとも半畳程度使用します。
P.S.はたいていの場合、詰まり防止のため階上トイレの直下に作られるため、リビングのすぐ横や玄関隣にあると、トイレの排水する音が響いたり、かすかに臭いが漏れたりすることがあります。
もちろん、こういったパイプは防音等が施されているはずなのですが、どうも想像していたより程度が酷い場合もままあるようです。ですので、階上にトイレを設ける際はこういった点も注意して、設置するかどうか考えてみてください。
キッチン(台所)
キッチンは水と火の両方を扱う場所です。家相上の理想的な方位は、東か東南となります。災難少なく福多く、より良い人生にするためにお役立てください。
キッチンは家族の健康を生み出す大切な場所です。キッチンをまったく使わぬ日はほとんどないため、どうやってキッチンを便利で清潔、そして明るい作業空間にするか、よくよく考えねばなりません。
家相において扱いに気をつけないといけない、重要なポイントは水回りです。その水回りを家相においては三備といい、昔風にいえばこの三備とは「便所・井戸・かまど」のことをさし、現代においては「トイレ・お風呂・キッチン」がそれにあたります。
ここでは、そんな三備の中でもキッチンについて、使い勝手をよくするコツと、家相からみた各方位の吉凶を紹介しています。
キッチンのレイアウト
キッチンには様々な物が配置されるので、動線や歩幅を考慮して配置しないと、いかに家相の上では吉相であっても、使用者にとっては凶相となってしまうおそれがあります。このためキッチンは「コンロ・流し台・冷蔵庫」の配置バラスが良いものが家相うえで最上の吉相だといわれています。- 調理の流れ
料理が食卓に並ぶまでのキッチン内の動きはだいたい「冷蔵庫(食品庫)→ 流し台→ 調理台→ コンロ→ 食器棚→ 食卓」となり、キッチン内ではこういった動きを何度か繰り返して、ようやく食事が完成します。
このため、冷蔵庫・キッチン台・食器棚までを直線上に配置するストレート型にするか、またはキッチン台を中心にコの字型に配置するのか、あるいは三角形になるようなのが使い勝手が良いレイアウトとなります。 - 通路幅
キッチンという場所は世話しなく人が動くものですから、一人で作業する場合は作業台と他の家具との間は90cm離れていると使い勝手がよく、二人以上で使う場合うは120cn程度は必要になります。 - 調味料棚
使い勝手の関係でコンロのわきに調味料棚をおく場合は、物によっては位置を考え直す必要があるかもしれません。というのも、コンロ横の調理スペースはガスの場合はもちろん、電子コンロの場合でも暖められて暖かくなることが多いのです。
このため、塩や砂糖の場合は問題はないのですが、醤油や麺つゆ等は熱によって酸化が進んで色・香り・風味を損ない、場合によってはカビの繁殖までをも手助けしてしまうこともあります。ですので熱に強いもの以外はできるだけ火の傍から離して保管することを強くおすすめします。なお、これは湿気を発生する流し台にもいえることです。酸化や雑菌の繁殖には十分注意してください。 - 収納棚
よく使うものを使い勝手の良いキッチン台下の棚にいれて、使用頻度の低いものを吊戸棚に仕舞うのが収納棚の使い方で、よくあるパターンですが、年単位で吊戸棚に物を入れっぱなしにして、それっきりにしていませんか。
限られた空間を有効活用できるようにと作られる吊戸棚ですが、目線より高い位置に作られるため、いまいち使い勝手が悪く、物置状態やスカスカな使用状況であったりすることが多いようです。
しかし、最近は吊戸棚にも電動式のダウンキャビネット式等もあり、利便性が良くなってきましたので、せっかくのスペースを無駄なく使えるよう工夫を凝らしたいものです。
キッチンの家相
キッチンの理想的な家相上の方位は、東か東南です。この方位であればキッチンを主に使うものに対し、朝の太陽生気エネルギーが与える影響効果が多くあり、生き生きとした生活ができるのです。間取りとしては中でも、リビング、ダイニングに近く、それぞれの部屋への動線が短いことが大切で、衛生面から考えて、東方側がキッチンを設けるにあたって最良となります。
台所に新鮮な朝日が毎日差込み、冬でも晴天のときは暖房が必要ないくらいの暖かさになるのが吉相です。
逆に西や南西方は衰退した退気エネルギーが差し込むので健康の源である食品を腐敗させやすくキッチンスペースとしては、適切な方位ではありません。
また、良い条件の東や南東方位は、他の間取りで使われやすいためキッチンは北方側に配置されがちなのですが、この方位は冬の寒さが厳しく、水をあつかう作業スペースとしては良い作用が期待できません。
このため北方位にキッチンをもってきても差し支えないように、照明の色を温かみのあるものにしたり、窓を樹脂製のサッシに複層ガラス、床暖房を入れて、体に冷えが忍び寄らないように十分な対処を気をつける必要がある方位であります。
他、ここで強調しておきたいのは、各定位盤の中央への「水道の水栓・流し水場の排水口・ガスコンロ・火口」配置の件です。家相では吉相の東でも、東・西・南・北の正中線上に「水道の水栓・流し水場の排水口・ガスコンロ・火口」がくるのを忌ますので、設けないように注意してください。
北東方の鬼門の中心にキッチンを設けるのは凶相であり、この凶作用は家族の疾病や心痛を暗示します。この方位は特に避けるようにしましょう。
次に気をつける点は換気の位置と窓の位置です。キッチンの注意すべき点は、他の部屋とちがって何より風通しと換気の設備に十分留意することです。
南北に通じる通風りを考慮し、できるだけ開放できる吐き出し窓が、南方にほしいものです。
階段
階段の種類別からみた注意点と家相からみた階段について紹介しています。
昔は住宅といえば平屋の1軒屋でしたでしたが「日当たりの確保・1坪あたりのコスト・部屋数の問題」等々を考えると、やはり現在では2階建てのお家を建てる方が多いようです。
ここでは、階下と階上との橋渡し役である階段について、階段の種類別に関する危険、家相からみた階段、リビング内の階段と分けてお伝えしていきます。
階段の種類
家庭内の事故で死亡率が最も高いのが、この階段での事故です。とはいえ一口に階段といっても、いくつかその形によって種類があります。ここでは代表的な4種類の階段の安全性に着目してみていきたいと思います。- 直(I字)階段
字のとおり、まっすぐ上り下りするタイプのシンプルな階段です。
設置には縦や横に長いスペースが必要で、この階段の良いところは他のものと違い、踏み板の幅や高さが一定感覚であるため、上ったり下りたりする際に、踏み間違いによる転倒が比較的少ないところが挙げられます。
しかし、同時に直階段は、階段の途中で一度つまづくと、階下までは止まることなく転がり落ちるため、大怪我しやすい階段ともいえます - かね折れ(L字)階段
階段の途中で、90度に折れ曲がるタイプのL字型の階段です。
この階段は、直階段よりも少ないスペースで設置できるものとなっています。
しかし、90度に折れ曲がる部分の踏み板の幅が狭いため直階段よりも踏み間違えて転倒しやすく、階段の途中ですれ違う際や、起きぬけでぼうっとしている際は注意が必要な階段です。 - 折り返し(U字)階段
かね折れ階段を更にコの字に折り曲げたような形の階段です。
設置スペースは90度で折れ曲がるところが2つに増えたため、かね折れ階段よりも少なく済みます。
その反面、転倒しやすさという点ではさらに高くなり、階段の途中ですれ違う際はいったんどちらかが足を止める等の注意が必要な階段です。 - 螺旋階段
らせん状にぐるぐる円を描くように踏み板が続くタイプの階段です。
螺旋階段は、見栄えがよく、スペースも他のものに比べても圧倒的に省スペースで済みます。
その反面、幅の狭い踏み板が続くため、転落する可能性が4つのうち最も高くなり、小さな子供や年配の人が使うことを想定している場合は、危険ですのでおすすめできません。
とはいえ、らせん状の階段は階の途中で180度向きが変わるため、足を踏み外しても途中で止まり、大怪我しにくい階段ともいえます。
以上、4つの階段の危険性についてみてきましたが、安全を第一に考えるならば、折り返し(U字)階段がおすすめです。
折り返し階段は90度に折れ曲がる部分が2箇所ありますが、このネックな曲がり角の踏み板を1枚にし踊り場にすることで、幅が狭い踏み板部分をなくして、安全性を高めることができるのです。
しかし、この場合、他の階段より設置するスペースが必要であるという点と、大型の家具を2階へ搬入する際に切り替えしが大変である、というデメリットもありますので、どのような階段にするか、階段を設ける際はよく比較検討をしてみてください。
階段の明るさと手すり
階段の明るさは安全性に直結します。目がくらまぬ程度ではありますが、いずれの階段にしても踏み間違いを起こさぬよう、自然光はもとより、照明は明るいものを意識的に使うようにしましょう。さらに転落時を想定して、手すりを設置すると良いでしょう。なお、手すりはつけることに越したことはありませんが、転倒した際に右と左どちらに倒れるかは実際に起こってみないとわからないので、可能であれば手すりは左右両方にあると安全性がより高まります。
しかし、両側に手すりつけるとなると、通常よりも広めに階段スペースを設けねば歩行幅が気になりますし、見た目に圧迫感を覚える、また家全体とのデザインバランスが崩れてしまいます。このため大抵の場合は片側にのみ手すりを設置する場合がほとんどですが、両側設置よりも安全性では劣るため、歩行時に咄嗟の際に備えて日頃から手すりのある方に体が少し寄るように意識して過ごすと良いかと思います。
階段の家相
住宅の中で階段だけは唯一、上下に大きく気が動く場所です。この気の流れに関して家相上避けるべき点が、次のようにいくつかあります。- 家の中心に階段を設ける
これは家相による火災発生時に関する戒めによるものです。火元が1階の場、当たり前のことですが2階への煙の流入は、階段を伝って上っていきます。階段が家の真ん中にあるということは、火元が1階のどこであっても、階段を取り巻くように部屋が配置されているだろう2階の部屋に等しく煙が流れ込んでいくということです。
火元が1階の場、煙の2階への流入時間は、1階に煙が満ちる時間よりもずっと早く、短時間で充満します。というのも火災のとき、階段は空気の流入を助ける煙突のような役目を果たしますので、無臭で空気より軽い一酸化炭素が2階へあがりやすく、一家で逃げる間もなく一酸化炭素中毒で亡くなる危険性が高くなるのです。
このことから家相では、家の中心に階段を設けるのを凶相としています。さらに、明り取りの窓がないため、夜はもちろん、日が出ているときも薄暗く足元が危険です。
他、家相は家の真ん中や各方位の中心の気の流れの穏やかさ、保気、湿気・乾燥・臭気を忌み清浄を大事にしています。
階段は気の流れの激しいところなので、ここに階段を設けると一家の大黒柱に金銭や健康面の障害が出やすく、それに伴い家族に心労が掛かるようになりますので、中心への階段の設置は避けた方が良いとみます。
※通常、煙は水平方向に流れるときの速さは人間の歩く速度(毎秒0.5メートル)と同じ程度ですが、階段などを伝い上昇する際は約6倍(毎秒3-5メートル)にまで速まります。特に最近の住宅は気密性が高く、火災が発生した際に一酸化炭素が昔の家よりもたまりやすい傾向にあるといえ、家の中心に階段を設けるのはおすすめできません。 - 各方位の中心に上り口と降り口がかかる
家相では家自体と各方位の中心の気が汚れたり乱れたりするのを嫌うので、階段の上り口と降り口にはかからないのを無事とみます。 - 1階の三備付近に階段上り口を設ける
三備(トイレ・お風呂・キッチン)の近くに階段の上り口を設けると、1階で発生した湿気・乾燥・臭気が階段を伝って階上に上がってしまうので、拡散を防ぐために三備近くは避けた方が良いでしょう。また、この中でも火元になりやすい台所の傍は特に避けましょう。 - 玄関から直線状の階段
1階の空気が勢いよく2階へと流入するので敷地内が水はけの悪い土地の場合、玄関扉の直線状に上り口があると湿った気が階上に多く吹き込み、呼吸器の病気や風邪を患いやすくなります。また、玄関近くに階段があるということは子供がいる家庭の場合、リビングなどで顔を合わせることなく自室に入ることができ、思春期などは夜にこっそり出かけたり、自室に篭り易くなる等、監督が行き届かない面がでてくるので親子間の断絶を生じるとして凶とされています。 - 鬼門(北東)方位の階段
北東は後天定位盤の八白土星方角です。八白土星には「血縁・家風・相続・継目・変化・断絶・停止」の作用があるため、この方位に階段を設けると親子や兄弟間でのいざこざが発生しやすく、資産家にとっては相続に関する凶作用がでてきますので、できれば避けた方が無難といわれております。
リビングの階段
室内温度が一棟まるごと、常々一定の温度に保たれているような空調システムが完璧な家であれば問題ないのですが、そうでなければリビング内に階段を設ける際は、寒さ対策が必要です。冷たい空気は下にたまり、暖かい空気は上にたまることから、夏はともかく、冬は階段を通って暖かい空気が2階へと逃げていき、かわりに冷たい空気が下のリビングに流れ込んできます。
このため1階上り口に暖かい空気が逃げていかないように、厚手のカーテンやすだれ、あるいは上り口少し手前に扉を設置し空気の流動を防ぐようにしましょう。
廊下
廊下は玄関の土間同様に家相上では欠けになります。ここではそんな廊下の間取りに関して最低限避けるべきことについてお伝えします。
家相上では、廊下は玄関の土間同様に欠け相当の扱いになります。
とはいえ、廊下を全く設けないというのも不便ですので、ここでは家相からみた最低限避けるべき廊下の間取りと、バリアフリーについてお伝えしていきたいと思います。
廊下の家相
廊下は、部屋と部屋を結ぶ橋渡し役のほかに、フライバシーの保護、生活音や臭いが生じたときのクッション役としても機能します。その点からいくと、廊下がまったくないのは、家相上あまり良いこととはいえません。
しかし長すぎる廊下というのも、単純に面積がもったいないのと、家相的に家族の分断を象徴しますので、適度な長さの廊下が無難であるといえます。
- 廊下が全くない家
コミュニケーションが活性化する一方で、家族の距離感が近すぎて不和の元になります。たとえ家族間であっても一定の節度をわきまえ、相手の尊厳を守り、不躾な詮索を謹んで、日々の感謝の気持ちを態度で示す「親しき仲にも礼儀あり」の精神性を忘れぬよう、特に気をつけなければならぬ相です。 - 廊下が長すぎる家
家の中に一本線を引くような長い廊下が走っている場合、上記とは逆に、互いを思い合う気持ちが薄れることによる人間関係の不和の象意があります。物理的な距離が、そのまま気持ちの上での距離となりやすい相です。 - 窓のない廊下
家相では湿気と乾燥とともに、臭気を嫌います。この臭気の発生は生き物が暮らす上では避けようのないものですので、これをいかに棲家である家の中にためずに、すばやく外に追い出すかが肝要になります。このため換気することができない、窓のない廊下は凶相となります。 - 囲むように四方に廊下がある部屋
人も数多いる動物のうちの1種類であり、現代社会においては野生の性は眠っていても完全になくなるわけではありません。
部屋を囲むように四方に廊下が走っている場合、壁や扉があり目にはみえなくとも、人は敏感に気配を感じ取ります。
四方向で不定期に気配を感じると落ち着いた気持ちになれず神経に触りますので、この相は凶であります。 - 段差のある廊下
近代の一般住宅ではほぼ見かけませんが、廊下の途中に段差がある場合は家相上、凶となります。可能であれば段差をなくすか、難しい場合は踏み間違い等による転倒の防止のため、フットランプ等も上手に使い対策をとりましょう。 - 各方位の象意
北 :寒さ厳しく窓からの自然光が取り込みにくい方位です。また、この方位は寒気と、内外の気温差で湿気も発生しやすいので、窓には断熱性能の高いガラス等で対策を行いましょう。北東:北同様、寒さ厳しく光を取り入れにくい方位になります。十分な冷えに対する備えと、湿気対策が必要です。東 :家相において東は風通りがよく、適切な使い方をすれば吉を呼び込む、あらゆる部屋や設備を設けるのに適した方位となっています。なお、廊下においても吉ではありますが、家全体の間取りを考えた際に、設けられる場所があまりない三備(トイレ・キッチン・風呂)に場所を譲った方が間取りの自由度が高くなります。南東:東同様に、南東へ廊下を設けるのは吉相であります。しかし、家全体の間取りを考えた際に、設けられる場所があまりない三備(トイレ・キッチン・風呂)に場所を譲った方が間取りの自由度が高くなります。南 :ワンクッション、縁側や廊下を設けると部屋に直射日光が入り込まなくなるため夏の暑さ対策も兼ねる廊下になり、設けるにあたって適した相といえます。南西:この方位は西日が入るため、とかく夏場は暑くなりがちな方位です。このため、ここに廊下を設けるのは家相的に適した相となります。西 :西日が強く入るため、部屋ではなく廊下を設けるのに適した方位です。廊下を設けることで外から熱せられる暑さが和らぐため適した相です。北西:この方位に廊下を設けると寒さ厳しい相になります。北や北東と同じく、明るさ・寒気・湿気対策が必要です。
廊下のバリアフリー
廊下のバリアフリーの基本は、広さ・明かり・高低差につきます。これから建てる家を終の棲家と考えているのならば、リビングや寝室などはもちろん、廊下についてもよく考えたいものです。
- 通路幅
バリアフリーにおいて、廊下の幅はとても重要です。というのも、そもそも足腰丈夫な人が何も手に持たずに歩くのに必要なスペースは最低52cm、人と人とがすれ違う場合は79cm、車椅子1台の場合は90cm、健常者と車椅子がすれ違うのには135cmの通路幅が廊下には必要だからです。
さらに、車椅子の切り返しに必要な最低限のスペースは、誰かの手を借りる場合は150cm、自力で180度回転させる場合は170×140cmは必要となり、それなりに広いスペースの確保が必要であることがわかります。 - 照明
人は加齢とともに、青や緑色がみえにくくなったり、照明の光源が若い時よりもまぶしく感じられるようになります。老年期のバリアフリーに適した照明は、このことから考えるに反射光を軽減して不快なまぶしさを感じさせない間接照明が適しているといえます。
また、このほかにも階段の上り口や下り口、玄関付近の段差がある場所では、わざと昼光色とで陰影をつけて、段差があるのを感覚的にわかり易くなるよう一工夫しましょう。 - 手すり
家の中で使われる壁には主に「石こうボード壁・真壁・化粧ベニヤ壁」の三種類があります。中でも壁紙を貼ることでレイアウトの自由度が高くなる石こうボードの壁は、現在の室内住宅の主流です。
しかし、この石こうボードの壁は、手すりを設けたい内壁に手すり用の下地がなければ、手すりを取り付けることができません。
もし、下地のない場所にムリに取り付けようとすると、石こうが崩れるため手すりがぐらついたり、壁のがたつきの原因になりますので、必ず建築の段階でドコに手すりを取り付けるか考えておかねばなりません。 - 部屋扉
廊下のバリアフリーで問題となるのが、部屋と廊下を区切っている扉の戸口の段差です。この段差は、手すりに掴まって歩く際は転倒の原因となりますし、車椅子や歩行器の場合は車輪を強い力で押し出さなければ前に進むことができません。
戸口の段差の高低差は押し戸が一番高く、引き戸は緩やか、折り戸だと全くない状態にできます。
また、若いうちは2階での寝起きでも難無くこなすことができますが、年をとると階段の上り下りが辛くなり、必然的に寝室を1階のどこかの部屋へ移動する、ということになるかと思います。
このとき、新しい寝室の扉に段差があると少し困ったことになるので、年をとったら1階のどこそこの部屋に移動する、とあらかじめ決めておき、この部屋とトイレ・リビングの通路上は段差を設けないように家を建てる時点で気を配ると良いでしょう。
ロフト(屋根裏収納)
ロフトの良いところは何と言っても、収納スペースが増えることです。しかし、ロフトは使い方次第でメリットもデメリットに・・・。また設けるにあたって注意すべきことや、家相からみたロフトについてもこのページで紹介しています。
ロフトはもともと納屋や馬屋の屋根裏に馬や牛の飼料として、秋口に刈り取り天日干しした干草を冬に向けて蓄えるために設けられたスペースです。
坪数が限られているお家では、ロフトは強い収納の味方で、屋根裏というデッドスペースを有効活用できることから、15年程前から一般住宅でもロフトを設けるお宅がでてきました。
ここでは、ロフトのメリットとデメリット、設けるにあたって注意すべきこと、家相からみたロフトについて3つに分けてお伝えします。
ロフトのメリットとデメリット
ロフトの良いところは何と言っても、収納スペースが増えることです。そして、隠れ家や秘密基地で遊ぶかのようなワクワク感、どことなくおしゃれな雰囲気、スペースの有効活用による坪単価等、ロフトには良い点がたくさんあります。しかし反面、ロフトには同時に次のようなデメリットもあります。それぞれを比較しロフトを作った際にどういう生活になるのか、少し想像を膨らませて実際に作るかどうか検討していきましょう。
- メリット
→ デッドスペースの活用なので、建ては変らないにも関わらず、収納スペースが格段に増える→ 普通の平らな天井と違い、天井が屋根の勾配合わせて斜めになっているため、奥行きがでて部屋が広く感じる→ ロフトがある階は高い位置に窓を設置できるので、自然光がいきわたりやすく部屋全体が明るくなる
- デメリット
→ 平面続きでない場合、出入りのための上り下りが面倒に感じる→ ロフトがある階は、屋根の勾配に合わせてるように照明器具がついているので、天井が高くなりがちで電球交換が大変→ 冷暖房の効率が悪い→ ロフト部屋の天井までの高さは1.4m以下で作られることが多いため掃除がし難い
ロフトを設けるにあたって注意すること
良い点も悪い点ともあるそんなロフトですが、つくるにあたって建築基準法で定められている用件を守らなければ屋根収納として認められず、「階」とみなされてしまう場合があるので、設ける際は必ず施工店とよく話し合って、2階ないし3階建て扱いにならないよう注意が必要です。- 建築基準法
→ 天井の最大高さが1.4m以下であること→ 設置する階(ロフトがある階)の床面積の2分の1未満であること→ 床面積が床面積の8分の1を超える場合は各階の壁量(地震や強風に抵抗するための強度)を増やすこと→ 上り下りに必要な昇降機(階段等)が固定でないこと(地域によって差違あり)→ 窓の大きさがロフトの面積の20分の1以下であること(地域によって差違あり)
しかし、階が増えるということの何が問題なのか?と疑問に思う人もいるでしょう。これには「用途地域」の問題、「準耐火建築物」の問題、「固定資産税」の問題の3つがあげられます。
- 用途地域
一般的に購入できる土地には「用途地域」が定められています。用途地域は計画的な都市づくりを進めるため、その地域に相応しい建物の建設を制限するもので、住居系・商業系・工業系等に分かれています。
今ここで仮に、2階建ての住宅建設にあたって、押さえた土地の用途地域が建築物の高さが低いもの(階層が2層以下)を対象している「第一種低層住居専用地域」や「第二種低層住居専用地域」だった場合、2階建て住宅でロフトを設ける際に上記建築基準法に定められている天井高を超えて施工しようとした際は、3階建て扱いとります。
この場合、押さえた低層住居専用地域は、中高層の建物(3階建てや高さ10mを超える建物等)に対する規制が厳しいため、建築許可の申請を出したとしても、3階建てだということで許可が通らないことがあります。
また、用途地域ごとに建ぺい率(建物用にその土地がどのぐらい使えるか)や容積率(その土地に建設できる家の延べ床面積)が違うのですが、容積率ギリギリで建てることを検討していた場合、ロフトが階とみなされると、本来なら床面積に算入されないロフト分が延べ床面積にプラスされ、容積率を超えることで住宅が違反建築物となります。
違反建築物の住宅の場合、仮に年をとった後で老人ホーム入居を検討していて、今住んでいる家を売ろうとした際に、容積率オーバーを理由に売却の値を下げざるを得ない恐れも出てきます。 - 構造計算書
3階建ての建物は1層分の重量が、2階建てのものよりもプラスされて住宅にかかってきます。こういったことから3階建ては、これを支える構造や地盤は強固でなければなりませんし、災害などに対する強度や安全性を確保する必要があるため、本来なら2階建て(木造)以下はやらなくてもいい「構造計算書(それを満たしていることを証明する書類)」の添付が義務付けられています。
2階建ての住宅は特にこういったコストや手間隙を避けるため、3階扱いにならないよう注意が必要です。 - 固定資産税&都市計画税
固定資産税と都市計画税は、その年の1月1日時点で土地や建物を所有している人が、その資産がある「市町村」へお金を納めなければならない税(固定資産税は課税台帳に記載されている価格の1.4%、都市計画税は0.3%)のことです。建物に関しては住宅が完成した後から半年ぐらいの間に、役所から税務担当者が家を訪ねてきて、課税対象物の調査が行われます。
これらの税は、平屋と2階建てを比較した場合は、平屋の方が2階建てよりも屋根等に多くの資材を使用するため、資産価値が高いと見なされ税が高くなる傾向にあり、また、2階建てと3階建ての場合は、2階建てより1層分多くなる3階建てのほうが高くなる傾向があります。
建てによっては納める額に違いが出てきますので、余分にお金を払うことがないよう建築基準法を順守しましょう。
ロフト(屋根裏収納)の家相
家相においてロフトはそれ自体が凶相であります。作らずとも良いのであれば、そちらの方が無事とみますが、坪数によっては作らざるを得ない場合もあるかと思います。そういった場合、家相上では凶であっても管理をちゃんとしたり、屋根裏収納の名の通り物置として使い、長時間滞在しない分には大過は少ないとみます。
それとは逆に、このロフトを寝床や仕事の作業スペースとして使用しようとする場合は、基本的にこの使い方は避けるべきです。
人にとって、寝室は体と心の健康維持と、明日への活力を養うための大事な空間です。また、仕事場は社会との繋がり今一度確かめ、日々の糧を得る大切な場所です。
その視点からみると、次のような点があげられるロフトは、これらの目的で使用するのは不適当な部屋だといえます。
- 室内の空気
暖かい空気は膨張して密度が薄くなり、冷たい空気よりも軽くなります。また、湿気っぽい空気も空気中の水素が増える分、普通の空気より軽くなります。
このことから考えるにロフトには、同じ階と比べて湿気がたまりやすく、また冬場はともかく、夏は暑い空気がとどまりやすい部屋であるといえます。
家相では、臭気・乾燥のほかにモノを腐らせやすい湿気を嫌います。空気自体は四緑木星、水気自体は一白水星の象意(それぞれの星が持つ事象や性質等)ですが、腐らせるという作用は家相上では五黄土星の象意であると捉えられています。
五黄土星は、後天定位盤では中央に入る星であり、それ単体でもとても強力な作用を起こせる帝王星です。
これだけお伝えすると一見、活力や元気を得るのによさそうな星ではありますが、強すぎるがゆえに他の星を傷つけ、五行の調和を崩す星なので、家相の姉妹にあたる方位術の引っ越し等にも使えませんし、家の中にも出来れば生じない方が良い気であるとされ、こういったことから他の部屋よりも湿気がたまりやすいロフトは凶相であるとされているのです。
※空気中の成分はだいたい「窒素78%・酸素21%・その他(アンモニアや二酸化炭素等)1%」の割合で組成されています。また、空気を重さの基準にすると「 水素(空気の0.07倍) < アンモニア(空気の0.72倍) < 窒素(空気の0.97倍) < 酸素(空気の1.1倍) < 二酸化炭素(空気の1.5倍) 」の順に重くなります。そして、空気中の分子の数自体は、どの成分割合であっても常に一定です。このため、湿気っぽい空気(水素が多く窒素や酸素がその分少ない)は、普通の空気よりも軽くなるのです。 - 屋根からの熱
熱中症は外だけではなく、家の中や、睡眠中でも起こります。
とかく夏場のロフトは四六時中暑くなりがちで、昼の日が出ているうちに屋根に蓄えられた熱は、夜になっても冷めることがないため、寝室としては絶対に使ってはいけません。
また地相は「1階→ 2階→ 3階…」と地面に近ければ近いほど影響を受けやすいので、ロフトは良くも悪くも同じ階にある寝床より地相からの受ける気が薄くなります。
凶相の地ならばともかく、吉相の地であった場合、この気を十分に受けないのはもったいないことです。
といった点をあげてきましたが、上記がためロフトであっても「屋根に遮熱対策を施し済み・室内の空調管理が完璧・断熱材の厚さや密度を高め同じ階と同等程度の気温」の場であれば、凶作用は少なく抑えられるとみて良いでしょう。
しかし、繰り返しますがロフトはそれ自体が凶相です。可能であれば設けるのは避けたいところです。
地下室
家相において地下室は凶相であります。しかし、地下室ならではのメリットも捨てがたいものです。ここでは一軒屋における地下室のメリットとデメリット、また家相と地相からみた地下室とはどのようなものなのかを紹介しています。
マンションやビル等で地下に駐車場や受水槽がある建物は街中でよくみかけますが、日本の住宅でアメリカのドラマや映画等で出てくるような地下室つきの一軒屋はほとんどみかけません。
家相(正確には地相に重きがある)において、地下室というのは凶相にあたります。この点を重視するならば、地下室を作るのは決しておすすめできません。しかし、地下室ならではの利点というのも、なかなか捨てがたいものです。
ここではそんな地下室の「メリットとデメリット」、「家相と地相からみた地下室」を紹介しています。
地下室のメリット
地下室の利点は何と言っても「土地の有効利用」でしょう。趣味用の部屋として、あるいは収納スペースの確保にも良し、さらには秘密基地的なわくわく感も覚える地下室ですが、その他にも様々なメリットがあります。- 土地代
地価が高い都心においては、横に広くスペースを取るよりは上下に広く空間を設けたほうが、同じ利用面積であっても安くあがる場合があります。このため土地代が高ければ高いほど、総費用に対し地下室を設けた際の利点は大きくなります。 - 遮音性
音には2種類あり、話し声や車のクラクション等の音が空気を振動させることで届く「空気伝搬音」と、ビルやマンション等で上の階で物を落とした衝撃や足音が床材等の物質を振動させて伝わる「固体伝播音」とがあります。
地下室は、壁がコンクリートで出来ており、四方を土で覆われているため「空気伝搬音」に対する遮音性が高いのが特徴です。音が外に漏れにくいため楽器の演奏や、大音量で楽しむシアタールーム、また外から雑音も防いでくれるので読書部屋としても地下室は有効です。 - 温度
地上に比べ地下は気温の変化を受けにくく、また地下室はその構造上必然的に気密性も高くなるため温度を一定に管理しやすく、エアコンを作動させれば最適な室温を効率よく得ることができる部屋です。
このため一年を通して寒暖差に弱いものを納めておくのに適した場所であり、ワインや備蓄用の食べ物等、飲食物を納めておくのにはちょうど良い空間でしょう。 - 耐震性
「地震の影響を全く受けない」ということではありませんが、地上の建物と比べると四方を土に覆われている地下室は、地震の際は周りの地盤に振動エネルギーを逃がしやすいことや、そもそも地下では物質を振動させる力が小さいため地震に強いとされています。
地下室のデメリット
地下室を設けた際のデメリットは、ずばり「お金」につきます。- 工事費
地下室を作ろうするならば、まず地面から余分な土を掘り出し、雨水が浸透しないよう防水を目的とした工事を行い、そしてその中に使用空間として部屋を作る必要があります。
当然、掘削費用等は地上に建てるより余分にかかり、施工の段階からして地下室は決して安くは作れません。
さらに地下室は品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)の「新築住宅における瑕疵担保期間」の適応外です。
仮に引渡し後に雨漏り等の漏水があった場合、これに対し地上部分であれば10年の担保期間がありますが、地下室に関しては現在のところ完璧な防水は技術的に不可能であるため同法律の対象外となり、補修を求めたとしても販売会社のさじ加減次第ではありますが、法律的な義務がないことを理由に断られることも多いようです。
なお、リフォームの際に既に建築済みの建物の下に地下室を設けたい場合は、上記費用のほかに、既存の建物を土台から切り離し工事が済むまで敷地内の別な場所へ移動し、地下室工事完成後に再び元に戻すという曳家(ひきや/家引きとも呼ばれる建築物をそのままの状態で移動する建築工法)工事が必要になります。
曳家は費用面の上でも負担が大きいですし、建物の移動先になるスペースの確保も必要となるため、既存の建物の下に地下室を設けるのであれば一度崩して、最初から地下室付きの建物として立て替えを行うのが現実的です。 - 維持コスト
地下というのは地上と比べると気温が低く、結露しやすい空間であります。このため、空調管理として一年を通してエアコンを作動させる必要あり、電気代等の維持費が毎年かかります。
湿気の多い日本の夏と地下室は、相性がすこぶる悪く、気をぬくとすぐにカビが発生し、カビの根絶に手を焼くこととなります。
かといって、換気のためにドライエリア(太陽の光や風を呼び込むために地下室の隣りに設けられる掘削済みの外部スペース)を作った場合は、雨水処理のための排水ポンプの設置が欠かせませんし、これにもまた維持費がかかってきます。
何よりドライエリアを設けると、地下室の利点である温度維持や遮音性は、四方を土に囲まれている地下室より低くなるのが悩ましいところです。
このため明らかに「 工事費+維持コスト < 使用頻度や遮音等のコストパフォーマンス+地価 」の場合は良いのですが、差がほとんどない、もしくは逆に高くつくようであれば地下室を設けるのは今一度考え直し、広い土地を求めた方が経済的に無難ではないかと考えます。 - 売却時の不利
子々孫々にわたって、その建物ないし土地を使用し続けるというのであれば、あまり深く考える必要もないかと思いますが、老後や子世代に至り手放す際ようであれば注意が必要です。
現在では地面から地下室の天井までの高さや、地下室の広さが延べ面積の1/3内等みたせば、容積率(敷地面積に対する延べ面積の割合で、建ぺい率と共に用途地域によって異なる)の算定外となっている地下室ですが、1994年に建築基準法の一部改定が行われる前までは、容積率の算定内に入っていたため、地価に問題なければ通常より工事費がかさむ地下室をあえて作ることは多くなかったのです。
このような建築上の問題ゆえに地下室文化が根付きづらい土壌があり、さらには一軒屋に地下室があるのが一般的な他国と比べると日本は湿潤気候でもあるため、上記の漏水の危険や維持コストをおしてでも地下室に魅力を感じる買い手は、現在でもさほど多くはありません。
また更地にして土地のみを売りに出す場合でも地下室を解体する際は、地中障害撤去工事が必要でこの工事費は高くつく傾向があり、土地を離す際に売値に解体費用を乗せることができない場合も出てきます。
さらには土地の売買に関しては買手側を保護する傾向にありますので、地中に地下室があるにも関わらず、そ知らぬ顔をして売りに出し、買い手との土地の売買契約締結後に、地中に地下室が埋まっていることが判明した場合は、売主は買い手から多額の損害賠償請求をされる可能性もあり、地下室を作るということは、それだけ売却時に不利になりやすいのです。
家相と地相からみた地下室
家相は第一に「通風・採光・保温・防犯や安全性」を大事し、同時に「乾燥・湿気・臭気」を嫌い、気のバランスが整っているのを喜びます。ここからいくと地中に完全に埋まっている地下室や半地下の地下室は、採光に問題があり、かつ風の通りが悪いので臭気がたまり易く、地上より温度が低いため結露を起こしやすので、凶相であります。
また、通風と採光に必要なスペースを設けた適当なドライエリアがあっても、河川の氾濫時や昨今多いゲリラ豪雨時に浸水の危険性があり、安全性を重視する家相としては、いずれの地下室もおすすめできない凶相であるとしています。
さらにここに地相も関係してきます。地相が大切にしているのは、第一に敷地内に対し自然の厳しさが周りの環境で緩和されること、第二に敷地内には高低差がなく採光や通風、安全性等が保たれ適度な湿り気があること、そして第三に気の循環を妨げる敷地内の欠けがないことです。また、基本的に家相と同じく地相においても敷地内が「通風・採光・保温・防犯や安全性」が良好であるのを喜びますし、「乾燥・湿気・臭気」が満ちるのを嫌います。
気には「天・地・人(地上のあらゆる命や物等が含まれる)」の間を気は絶えずめぐるのを良しとする、循環の考え方が根幹にあります。家相において、家とはすぐ通り抜けていってしまう地が受けた天の気を人の身に取り入れるまでの猶予を家いう囲いでもって保つ方法の一つです。
このため気を取り入れるために地には欠けがない方が良く、他方で地は育む力と同時に腐らせもする力を性質上持っているので、多すぎたり近すぎるのは人の身にはよくありません。
さて、この点から地下室をみると、天の気を受ける地が部屋分なくなっていることに欠けを、土に覆われる部屋であり地からの気をあびすぎるという状態が、地下室にはみられるため地相においても凶相であります。こういったことから地下室という間取りは、地相家相含め二重の意味で、設けることは避けた方が良い間取りであるといえます。
神棚と仏壇
お家の中に神棚や仏壇を設けようと考えた時、どの場所が適当なのか?お祀り仕方ってそもそもどうすれば良いのか?等といろいろと疑問がわいて来るものです。ここでは幸せになるための家相術として、神棚と仏壇のお祀り方について説明しています。
神棚に関してはサラリーマン等の会社勤めの人のお家では居間や床の間にお祀りし、自営業の人は玄関・居間・応接室等にお祀りすることが多いようですが、家相の上では神棚は歩行導線や「不敬」にあたる場所に設けなければ、お家のどこにお祀りしても問題はありません。
しかし、仏壇に関しては僧侶等の宗教関係者以外は、できる限り家族が集まる居間に設けたほうが吉であるとみます。
そもそも神棚とは
神棚は敷地内神社ともいい、もともとは住宅とは別に敷地の中に社(やしろ)を設けてお祀りしていました。しかし、時代を下るうちに祀る側の住宅事情もかわり、広い敷地に社をお祀りすることが困難となったため、家の中の長押(なげし/柱から柱へ水平に打付けて柱を連結する材)の上に板を設けてお祀りする、現在の神棚と呼ばれる形で祀るようになっていったのです。
こういった経緯があるため神棚は「不敬」にあたりさえしなければ、基本的にはお家のどこのどのようにお祀りしても問題はありません。
では、その「不敬」とは一体何を指すのでしょうか?この場合の不敬は、3つの事柄に関係があります。
神棚の設置場所
家相の上では、神棚を設ける際に吉相である配置は、神棚を宅心から「北東及び南西以外」に配し、神棚の正面が「南/東/西/南東」のいずれかに向くのが吉で、中でも神を陽とし仏を陰とする考え方から、東方向きが最も良いとされています。しかし、上記の吉相の条件に適していても、設けていけない場所があります。それは、階段の下や水周りに近い場所です。
これは敬う気持ちがあれば自ずと知れますが、あえて理由をいえば、ドタバタと騒がしい音を出す階段の下や、臭気や物を腐らせやすい湿気を発生させるトイレや台所等の不浄物が近い場所が、尊い方が鎮座するのに適したところであるのか?と考えれば到底いえないがため、不適当であるとしています。
なお、マンションや二階建て等の上階がある住宅で、上の階から踏みつける位置に神棚を設けるのは、不敬にあたるのではないかと心配する人も中にはいるかと思いますが、これは床があるのですから神様に対して不敬にはあたりません。
しかし、確かに直接神棚を足で踏むわけでもないのですから、不敬にはあたりませんが、だからといって丁重ではあるのか?と問われると、疑問符がつきます。
このため、できるならば上の階のクローゼットの下に神棚を設けたりするなど、階上の歩行導線にも気を配りたいところではあります。
そのほか、家相では神棚を扉の上に設置したり、廊下の途中など真下を通って歩く場所に設けるのも凶としています。これは頭上にお供えしたお皿や供物が何らかの拍子で落ちてくる危険性を考えて、このような場所は避ける必要がある、ということからきていますので、設置の際は十分に注意が必要です。
神棚の祀り方
最近は洋風住宅が増えたため、神棚を設ける和室がなく設置場所に難儀するといったお家もでてきました。しかし、神棚は必ずしも長押の上に設けなくてはならない、という決まりはありません。むしろ、目の届きやすい机の上などに設置すれば、毎日のお供えやお掃除を忘れずに行うことができたりと、人によっては目線より高い位置にお祀りするより、目につく場所に設置する方が合っているといった人もいるかもしれません。
とはいえ、いくら目の届く範囲が良いとはいっても床に直置きするのは以ての外ですので、そこは間違えないようお願いします。
神棚への毎日のお供えものは「洗ったお米・お水・お塩」を奉じ、榊の水をかえます。また、お祝い事や月のきまった日にはお酒や榊自体を交換したり、季節の果物などをあげます。
棚に手を合わせる際は、仰ぎ見るように拝み、目より低い位置にある場合は、立ったまま見下ろさずに必ずヒザをつき屈んで拝みます。 神棚はお家の中の小さな神社ですので、拝礼(二拝二拍手一拝)が基本です。さらに折にふれ日頃の感謝の念を伝えたいときは、神棚拝詞を読み上げます。
- 神棚拝詞
此の神床に坐す 掛けまくも畏き
(この神棚にいらっしゃる 言葉に出し声をかけるのも恐れ多い)
天照大御神 産土大神等の
(天照大御神様、そして地にいらっしゃる神様方の)
大前を拝み奉りて 恐み恐みも白さく
(み前に拝して 謹んで申しあげます。)
大神等の広き厚き 御恵を辱み奉り
(神々の広く厚い み恵みをもったいなく思い)
高き尊き神教のまにまに
(高く尊い神の教のとおり)
直き正しき真心もちて 誠の道に違ふことなく
(素直で正しい真心でもって 人の道を踏みはずすことなく)
負ひ持つ業に励ましめ給ひ
(各々の仕事に励むことができるように)
家門高く 身健に
(家が栄え 体も健康でいられ)
世のため人のために 尽さしめ給へと
(世のため人のために 尽くすことができるようにと)
恐み恐みも白す
(恐れ畏んで申しあげます。)
仏壇のはじまり
仏壇の起こりは古墳時代の天武天皇の御世までさかのぼります。天武天皇が「諸国の家(国司の政務庁舎等)ごとに仏舎(仏をまつる建物)を作り、すなわち仏像及び経を置きて以て礼拝供養せよ」との勅令を出したのがきっかけだと言われています。この時点では仏教も仏舎もまだまだ庶民には縁遠く、役人や貴族などの上流階級のごく一部の人のみが執り行っていました。
庶民の間に仏壇が伝わったのは、世に広く仏教が浸透した室町時代以降のことです。浄土真宗の教えを深めるため、浄土真宗の中興の祖である蓮如(れんにょ)が、各地を布教してまわった際に、信徒に「南无阿弥陀仏(南無阿弥陀仏)」と書かれた軸を授け、皆が仏壇を持ち、これを仏壇にて祀ることを奨励したところからはじまったとされています。
そして、時代をくだり江戸時代になってからは、キリスト教の信仰を禁止した江戸幕府が「キリシタンでないことの証」として、何れかの寺院を菩提寺と定め、その檀家になることを義務付ける寺請制度(檀家制度)の令を出しました。
このため各家は、その寺院の檀家になった証として、その寺院が所属する宗派にみあった仏壇を設け、これに朝・夕と礼拝し、先祖の命日には僧侶を招いて供養をするという仏壇供養の習慣がこのときに根付いたと伝えられています。
仏壇の設置場所
現代の家相では、昨今の葬祭スタイルの変化・信仰のあり方・住宅事情等のため、仏壇を居間に設けることを吉とし、それ以外の場所に作ることを凶としています。というのも今は、不幸があってから四十九日までは自宅の仏間に祭壇を設置してみ霊を護り、先祖の命日には僧侶を招いて供養、家庭内では位牌をたてた仏壇に向かって朝・夕と経をあげ、毎日のお茶やご飯を奉じて拝むことが一般的だった、昔とは違います。
毎日の経やお供えものどころか、月命日にすら手を合わせる習慣が薄れてしまった現代で、たとえ家に立派な仏間があっても普段使うことの少ない部屋にあれば、そちらに向ける意識も更に薄くなるであろうと考えられるがために、現代の家相では仏壇を家族の全員が集まるリビング以外に設けるのを凶としているのです。
さて、仏壇の設置場所については上記のとおりですが、つぎに家相上適した仏壇の向きについてお伝えします。
神を陽とし仏を陰とする考え方、人間界から西に十万億の仏土を隔てた所にあるという極楽浄土から、最も良い仏壇の向きは西とされています。
最良の西向きが難しい場合は、北以外に向けて安置します。なぜ北以外かといえば、昔は位によって座る位置が決まっており、位の高い者は北座に、位の低い者はその向かいに座っていた「南面北座」の関係になってしまうからです。
こういっため、仏壇を北に向かって設置してしまうと、先祖と仏を敬い礼拝する私たちが、位の高い位置に座って、先祖と仏を位の低い者が座る南座に置くことになってしまい、有難いという気持ちを込めて日々拝んでいるというのに、これでは供養の甲斐がなくなってしまいますので北向きだけは避けましょうということです。
家相こぼれ話
以下のページは「家相入門」とは違い、踏まえなくとも吉相の家は建てられるのですが、知っていれば家相についてさらに深く理解ができる関連する話をまとめています。
鬼門
家相の話題になるとトイレや玄関の位置のほかに、鬼門あるいは裏鬼門という言葉を必ず聞きます。このページでは逸話・五行・九星の3つに分けて……
引っ越しの方位・方角
人の運勢は、まず引っ越し時に使った方位方角からくる象意の影響を受け、その後に家相の影響を受けます。このため可能な限り、引っ越しの時期も良いところで、新居に移ることをおすすめします。ここでは自力で開運するために注意すべき、引っ越しの……